『恩の返し方』案

20XX年 火星基地を想定


A「クソッ!?キリがない!」
B「ここはもう駄目だ!行こう」
A「一体あいつ等は何者なんだ?」
B「…人間じゃない事は確かだな…」


ズキューーーーン!!


B「グッ…!?」
A「大丈夫か!!…くそぉぉぉ!」


パラタタタタッ


A「大丈夫か!動けるか!?」
B「気にするな!カスッただけだ」
A「早く救命艇へ!」
B「…俺は残る…」
A「はっ?…何を言って…」
B「残りの救命艇はあと1隻しかないんだよ…」
A「な…なんだって!?」
B「スマナイ…言い出せなくて…」
A「…2人くらい乗れるよ…行こう!」
B「無理に決まってんだろ?俺がここで止めるよ…
  お前は地球に戻ってこの事を伝えてくれ…」
A「…」
B「…昔、お前俺がまだ、下っ端だった頃、
  金が無くて困ってた時によく飯奢ってくれてよな?
  アレ…すげぇ嬉しかったぜ…」
A「…そんな事!今はいいだろ!その恩は後で返せよ!
  だから一緒に行こう!」
B「俺…お前と友達で良かったぜ…」


ドンッ!

A「うわっ!!待て!早まるな!」
B「後は…頼んだぜ」


ギィィィ…バシュウウウ


A「やめろぉぉぉ!!扉を開けろ!あけろぉぉぉ!」