マゴットセラピー

知っている人は知っている『マゴットセラピー』
これからの医療を支えていく大事な治療法らしいのだが、
俺はちょっと怖い。
いや、状況下におかれた場合は仕方がないのかなぁ?
特に俺みたいな病的な甘党だったら将来どうなるか
わからないなぁ…



ああ…ちなみに「マゴット」=「ハエ幼虫」だから
解る?蛆虫だよ、蛆虫。


このハエの幼虫を用いた治療法の事を「マゴットセラピー」な。
皆はもう知ってたろ?
俺は最近知ったから。

まぁ、具体的には壊死した細胞を蛆虫に食べさせるという
治療方法なのだが…
例えば、俺みたいな病的な甘党が一歩道を踏み外すと
将来“糖尿病”になります。
まぁ、偏食家なら誰しもの可能性をもってるけどね。
その“糖尿病”を放っておくと、
“難治性潰瘍”になるかもしれません。
脚の細胞が壊死する病気といえばいいでしょうか?
“それ”になると今までの治療法では
脚を切断するしか治療法が無かった病気だったのですが、
岡山大の三井秀也講師という偉いお方がこの『マゴットセラピー』を
試みた結果、脚を切断するしかなかった患者の
約9割が脚切断をしないで済むまで回復にいたるという
医療的には非常に高い効果が出ているそうだ。

過去に、足切断を余儀なくされた患者に
試みた結果、潰瘍が1週間ほどで半分になり、
痛みも軽減、3ヵ月後、傷が完治して退院。
その後、自分の足で歩いているともいう…


もうエライ事です。


具体的には、ヒロズキンバエの幼虫(蛆)を
壊死した皮膚にガーゼと共に固定します。
そうすると勝手に幼虫は腐った細胞をバリバリと
食べてくれるのです。
さらにこの幼虫の唾液には微生物を殺す役目も
持ち合わせており、傷の回復を早める効果もあります。
(※専門家じゃないから細かく書かないけど、
  詳しく知りたいならちゃんと専門家に聞いてください)


腐った後の細胞なら食われても、
“食われている”という感覚はないでしょうが、
一応自分の身体だったものが
蛆虫に食われているという状況はおっかないです。
もうホラー映画とかの世界を感じますが、
画期的な医療方法です。


これからは「おい!この蛆虫野朗」なんて
言葉は誉め言葉になるんじゃないでしょうか?
蛆虫はこんなにも医療の先端で活躍して、
生きているだけで役に立つ生き物だったんです。
もう蛆虫に脚を向けて眠れません。


………ああ…多分俺、今度誰かに言われるな…
「お前なんか蛆虫より役に立たねぇよ!」