懸賞金公費負担制度

ついに日本で始まりました。
『懸賞金公費負担制度』
5月1日から始まったこの制度。
これは未解決の凶悪事件に対して、情報提供や
犯人逮捕に繋がる貢献度で査定はあるものの
最大300万円の懸賞金が公費から支払われるというものだ。

まぁ、具体的に対象となる事件は
1)殺人や強盗などの凶悪事件で社会的反響が大きい
2)発生から半年が経過し、広告で解決につながる
  情報が期待できる
3)古い事件ではない

などなどと各警察本部で決められるそうだ。

これまでの懸賞金は、被害者遺族や警察関係者団体によって
出されていたが、遺族の経済的状況によって懸賞金の対応に差が
生じてくるために公費で賄う制度になったとか。


まぁ、ぶっちゃけて言おうか?
相手は殺人とか犯している犯かもしれない。
遺族によっては懸賞金も少ないし、
自分の情報によって犯人が“必ず”捕まるという訳でもない。
逆に“リスク”を背負うわけだ。
自分も事件に関わるというリスクを。
情報というのは一度外に出してしまえば
どう漏れるかなんて解ったものじゃない。
“もしかした”犯人に伝わって逆恨みされるかもしれない…
なんたって相手は人を殺しても、自分可愛さに
逃げ回っている奴なんだから。
そんな狂気な奴を相手に背負うリスクが
感謝の言葉の一言だけだったら人間どうだ?
ついさっきまで無関係だったのに、
「近所で見かけたわ!」という一言とかから
自分は犯人の敵になるわけだ。

そうなるとやっぱり平等に報奨されたいわけだ。
それが人間だ。
自分に関係ない事にいちいち首を突っ込む人間が
この世の中にどれだけいるのか?
昭和の長屋風景じゃないんだ。
今は隣人がどんな人間かもわからない時代なんだ。


まぁまぁ、その点で熱くなるのやめよう。
懸賞金制度の細かい点は警察のHPで見れるそうだ。


ちなみにこういう制度を“世界の警察アメリカ”さんは
むかぁぁぁぁぁぁぁぁし…からやってます。
“賞金稼ぎ”でご飯食べている人もいます。
その人たちは一応、警察から許可を貰って動いている
そうですが、警察ではありません。
自営業の探偵のワイルド版ですかね?
警察の情報提供するだけでなく、
自分達で銃をかざして、犯人を取り押さえたりします。
当然、犯人側からしてみれば“ただの敵”なんで、
当然、状況によって撃ち返されたりします。
当然、死者がでたりします。

『懸賞金公費制度』によって日本はどう変るのでしょうか?
アメリカさんのような職業は認められるのでしょうか?
でも、出てきそうです。


一途に、犯人逮捕と住民の安心、治安維持のために
皆が皆、協力する世の中を作って犯罪を減らしましょう。
ていう名分が大事なんですが、
義理も人情も希薄な時代ですから、
最後は“お金の力”なんですかねぇ……