ジャワ島

『2秒に一人』

この言葉が解るだろうか?
答えは時間で割り当てた世界で死人の出る確率の数だ。
それだけの人が死んでいる。
飢饉で、病気で、震災で、事件・事故で、
しかし、私はそれについて深く追求しない。
それは、平等に全ての人に割り当てられた確立なのだから
別に、誰かが不幸になったからと言って
「あら?そう?」で終わる人間ではない。
当然、気になる、気にかける。
偽善かもしれないが募金でも、署名でも
手助けできるならする。

でも、俺だっていつ逝くかはわからない。
道端で車が突っ込んでくるかもしれないし、
階段で脚を滑らせて死ぬかもしれない。
死は平等に必ずやってくる。
それが、安らかな死なのか、
断末魔をあげるものなのか、
その一瞬も与えられないのか、
それは解らないが、必ずくる。

彼らは、多分苦しんだろう。
恐怖しただろう。
中には気づかずに去ってしまった人も
いるだろうが、皆が突然の事に揺れただろう。
心霊的なものは、幼い頃からたまに見えてる分
逆に信じないようにしてきたが、もし、
あるとするなら、安らかな魂の安息を願う。

逝ってしまった人のことを嘆いても仕方ない。
仕方なくないといえばそうかもしれない。
それは人それぞれだ。
残された人は、次に歩まなければならない。
自分みたいな若造の言えることじゃないが、
実際に自分が乗り越えた悲しみなんて
たかが知れているだろう。
でも、俺が生まれる前よりは、
地質学も、医学も進歩して
自宅のベットで眠るように逝ける人が増えているだろう。
発展途上国でもこれからの努力だ。
次に繋げる、一人一人の意識の高さだ。
急激に力をつけても、認識と信頼がなければ
使わないんだから。
俺も、安らかに死にてぇなぁ。
しみったれてすいませんね。